【授業中に鍋】大阪公立大学の増田聡教授はなぜ鍋を許可した?理由や目的、授業内容についても

こんにちは!咲です。

大阪公立大学で授業中に学生が鍋を食べるという驚きの光景に、SNSで賛否が分かれています。

そもそもなぜ学生はなぜ授業中に鍋をしたのでしょうか?

そもそも何の授業で、教授はどんな学問を専攻されている方なのでしょうか。

増田教授は過去に「コピー&ペーストでレポートを書く」という課題を出されたことでも話題になったようです。

今回はこちらのニュースの経緯や、教授である増田聡さんについて調べてみました。




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大阪公立大学 授業中に鍋の理由や目的は?

そもそもなんで鍋⁉と思いきや、教授自ら「オレの授業なら授業中に鍋やっていいよ」と言い続けてきていたようですね。

また教授は取材に対して、

大学で授業を受ける態度は、居眠りを禁止されるような高校までの学び方とは違い、個々の学生が自発的に考えるべきであって、何が他人に迷惑をかけるのかということも自分で考えなければいけません。仮にそういうことが起こったら、その場で学生同士で話し合えばいいじゃないかと言っています。<Yahoo!ニュースより>

と語っているように、「オレの授業なら授業中に鍋やっていい」という言葉には、他の受講生に迷惑をかける行為は禁止としたうえで、義務教育で集団生活からはみ出ることを悪と学んできた学生に、「自由」ということは何なのかを伝えたいという意図があったようです。

自由とはやりたいことをなんでもやってもよい、ということではなく、自分の意思で行動し、その行動に責任を持つことです。

実際、今回鍋を実行した学生も、鍋をするために 考えられる限りの配慮をしたとのこと。

今回の事例を通じて「自由は何か」と考えるきっかけになったのなら、教授が伝えたかった学びになっているのではないでしょうか。

大阪公立大学 増田聡教授の専攻や授業内容は?

大阪公立大学の増田聡教授は、文学研究院に所属し、人文・社会 / 美学、芸術論  / 音楽学、メディア論を研究されています。

普段は大学院文学研究科 文化構想学専攻 教授や、文学部 文化構想学科の授業を受け持っているそうです。

増田教授は過去に「コピー&ペーストでレポートを書く」という課題を出したことでも話題になりました。

コピー&ペーストを禁止とする課題が通常ななか、あえてコピー&ペーストでレポートを書かせる意図として教授は、

ポピュラー音楽のさまざまな現象を対象として、オリジナリティーや作品概念などといったテーマについて美学的に考えることを専門としてやってきました。その関連で、自分が何かを考えて書く、アウトプットするということは、先行するさまざまな知見を自分の中に取り入れ、その組み合わせを表現しているのに、それが「オリジナルの意見」といわれてしまうメカニズムは、よくよく考えてみると不思議なものがあると感じてきた。そのことを授業の中で学生に考えてもらう意図もあります。

<中略>2000年前後くらいから情報流通のあり方が変わってきて、他人の知見をわざわざ図書館に行かずともすぐに手に入れられるようになり、それを組み合わせて手間を省いたレポートを提出するような学生が増加することで、大学生のコピペレポートが教育問題として浮上するようになってきた。そのような情報環境の変化を前提としたうえで、新しいことを自分で考えたり、あるいはそもそも「自分で考える」とはどういうことなのかを、別のやり方で捉え直させる意図があります。<大阪市立大学新聞 Hijichoより>

と語っています。

逆説的で面白い発想ですよね…!

一見コピー&ペーストだけでレポートを書くことは自分で考えることをしなくてよいと捉えてしまいますが、かえってそれをコピー&ペーストに縛ることで自分で考えるとはどういうことかというのを捉え直させる意図があるんですね。

型にはまらない考え方や方法が面白い教授ですよね。自分が学生なら、是非授業を専攻してみたいと思いました。




大阪公立大学はどこにある?偏差値は?

増田教授が所属している大阪公立大学 大学院文学研究科・文学部は、

〒558-0022 大阪府大阪市住吉区杉本3丁目3−138

に所在しています。

大阪公立大学の偏差値は、みんなの大学情報によると、

大学全体で52.5~60

文学部は60

となっていて、比較的入試難易度の高めな大学のようです。

口コミをみると、

とても人気のある学科です。文化について表象分析や活用など幅広く学ぶことができます。自分の興味関心について何でもテーマに設定できるのは楽しい一方で客観的に思考するのが難しい、先行研究が少ないなどの難しい面もあります。新しいことを自ら発見、創造したい人に向いていると思います。

とあり、通っている方からも評判がよいようですね。

大阪公立大学 授業中に鍋についてSNSでの声まとめ

賛成だ!とする方の声をまとめると、

  • 「迷惑をかけなければ自由にやってもよい」がきちんと果たされたのかが気になる。
  • 黙々と教科書を黒板に書く授業に比べれば、自分たちで考えさせられるよい手法だと思う。
  • 近年自由の意味をはき違えている人が多いので、本当の自由とはなにかを考えるきっかけになる。

などの声がありました。

一方で、

  • 自由とは授業中に鍋をやることなのか疑問。
  • 自分たちでいろいろと考えさせる手法は良いが、TPOをわきまえる必要がある。
  • 授業中に鍋することで回りの人が迷惑をかけられてないとは到底思えない。

といった声もあり、まさに今回の大学授業中の鍋という行為には賛否両論といった内容であるといえるでしょう。

「迷惑をかけなければ自由に何でもやって良い」 実際に鍋をやった人と周りにいた人の感想が気になります。 ポイントは「迷惑をかけなければ」というのはあくまで主観的尺度だという事。 実際に迷惑がかかっていたかどうかは結局受けた側にしか分かりません。 周りにいた人がどう感じたかアンケートをとってみたら良い。 迷惑をかけない、つまりマナーとは何か。面白いテーマです。<Yahoo!ニュースコメントより>

賛成半分、反対半分かな。 私も大学生の頃、どうしても学びたい授業があり、教科書を予習して、参加した。 授業は、黙々と教科書を黒板に書いて終わった。残念過ぎて次から受けなかった。 それに比べれば、生徒に色々考えさせて、行動させる良い手法とは思う。 日本の大学は入るのが難しく出るのが簡単だから、遊び放題。外国は逆でしっかり勉強しないと卒業できない。本来そうあるべきだから、自由にさせて、しっかり勉強しないと卒業できないような仕組みを作ってほしい。<Yahoo!ニュースコメントより>

自由は100%の自由でなければ意味がないという考え方 最近”自由=何をやっても良い”とはき違えてる人が多くなっていると思いますが、100%の自由でなければ意味がないと考える人はまさにこれだと思います。しかしながら、社会は多くの人との集団生活の場である以上、他人に迷惑をかけない範囲といった制限のかけられた自由は当然であり、そうあるべきであると思います。思想、思考、価値観の異なる様々な人々との共同の場である社会で100%の自由を求めるのは、ある種、無法地帯を認める、追い求める事につながるのではないかな。ところで、この授業中の鍋、本当に他人に迷惑をかけてないのだろうか。火にかけた鍋を食べている学生の存在自体が気になり授業に集中できない学生もいるのではないかな。やはり何事もTPOが求められるのではないかな。<Yahoo!ニュースコメントより>

自由ってこういうことなの?と思いました。料理と関係ない授業で鍋をやる必要ってあるのかなと思います。自由って言ってもいろんな考え方があるけど、その場の規律は守るべきだと思います。自由に授業を選択する、授業へ出席するしないなどは好きにすればいいと思いますが、少なくともその授業中はそのことに関連することだけでいいのではないでしょうか。授業に出席する、あるいは授業の後に食事をすれば済むことで合って、社会に出ても仕事中に鍋をするというのは少し考えられないです。大学の授業って1つの授業料も安いわけではありません。もっと時間を有効に使った方がいいと思いました。 ただこの授業がそういう目的でそもそも設定されているならそれはそれでいいとは思います。<Yahoo!ニュースコメントより>




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